こんにちは。
ボイストレーナーの松木翠です。
さて、今回のブログテーマは、
「同じ曲でも、こんなに違う!〜聴き比べ楽しむジャズ〜」
ジャズの魅力のひとつは、
同じ曲でも歌い手によってまったく違う景色が生まれること。
今日は、そんな「聴き比べ」を楽しめる曲をご紹介します。
ジャズが初めての方にも、ぜひ気軽に聴いてみてほしい選曲です。
1. On the Sunny Side of the Street
明るいスウィングで有名な一曲ですが、
歌い手によって印象が大きく変わります。
Ella Fitzgerald のバージョンは、
軽やかで素直な明るさ。
リズムが自然に身体に入ってきて、「陽の当たる側へ」という言葉がそのまま伝わってきます。
一方で、
Billie Holiday のバージョン。
同じ曲なのに、どこかに人生の陰影がある。
決して暗いわけではなく、
“わかっている人の微笑み”のようなニュアンスがあります。
ぜひ聴き比べてみてください。
ジャズは「正解の歌い方」がひとつではない音楽だと感じられるはずです。
2. Skylark
美しいバラードの名曲。
Dianne Reevesは、
クールで洗練されたアプローチ。
感情を押しつけず、音楽の中に静かに置いていくような歌い方です。そしてアレンジも都会的。
対して、
Anita O’Day は、
優しくそっと寄り添って、包み込むような表現。
声の響きそのものに温度があり、優しい世界観をしっかり描いていきます。
同じメロディでも、
息遣い、フレーズの間、声色でこんなにも変わる。
レッスンでもよくお伝えしていますが、
「どう歌うか」はその人そのものが出る部分。
聴き比べは、とても良い学びになります。
3. What a Wonderful World
Louis Armstrong
最後に紹介したこの曲は、聴き比べとかではなく、今聞いてほしいジャズです。
音楽の懐の広さを感じます。
独特な声の奥に感じる温かく、包み込むよう表現を聞くたびに涙が出てしまう。
彼にしかできない言葉を大切に届けるそんな歌。
灰色に感じた日常の景色を、この曲を聞くと少しだけ優しく見せてくれて救われる瞬間があります。
ジャズは、聴くだけでももちろん楽しい音楽ですが、でも実際に歌ってみると、また違った景色が見えてきます。
同じ曲でも、
あなたの声で歌えば、
それはもうまったく新しい表現になります。
ぜひ、聴き比べを楽しんだあと、
少し勇気を出して歌ってみてください。
どんな景色が見たいですか?
きっと、自分だけの“Sunny Side”や“Skylark”が見つかるはずです。
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